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怪人タネムラとは?

 種村季弘という男がいた。彼を慕う者たちは敬愛の念を込め《怪人》と呼んだ。これは種村本人が自分に当てはめた呼び名だった。彼はいくつもの迷宮の水先案内人として、魔訶不思議な世界を世に紹介し、その幅広く、また深い知識と考察、興味というものが彼を、文学者、訳者、評論家以上の何者かにしたのだ。60年代から70年代の美術、また表現は、彼抜きには語れない。彼の周りには当時活躍した、はたまたくすぶっていた作家や舞踏家、役者、読者も含め表現に触れる者たちが数多く集まっていた。さもそれは、迷宮に巣食う不思議な存在たちの集まりのようでもあった。

 没後10年目に企画・開催された展覧会は、「種村季弘の眼」と題され、国内外の親交のあった、また種村によって紹介された作家たちの作品をテーマごとに展覧。種村を知らない若い世代にも新しい知識、刺激となって受け入れられた。
 種村の眼。その鋭い鑑識眼は、作家本人たちからも厚く信頼されるほどで、今なお多くのファンが種村の視線を追いかけている。

20世紀検証シリーズ No.4種村季弘の眼 迷宮の美術家たち(板橋区立美術館・2014年)
監修 :柿沼裕朋 協力 :スパンアートギャラリー

もう一つの種村季弘展(スパンアートギャラリー・2014年)

もう一つの種村季弘展 Vol.2 ─異端と迷宮の書斎─(スパンアートギャラリー・2014年)

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種村季弘について (webサイト:種村季弘のウェブ・ラビリントス)

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種村季弘(Wikipedia)

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錬金術、悪魔崇拝、薔薇十字団、吸血鬼、怪物、少女幻想、そしてドイツの特異な幻想小説からマニエリスムや魔術的リアリスムに至るまで、広大な西洋文化の裏側を踏破したかと思えば、場末の温泉を徘徊しながら鋭利な知のメスを使いこなし、軽妙なる思索を展開する。異色の文学者・種村季弘の仕事はその全貌を把握するのはいまだ困難で、戦中の文化的カタストロフィーによってばらばらに解体された知の断片を接合し、錬金道士のごとき秘術的手腕で精鍛した怪物的評論文はまさしく迷宮の様相を呈している。
種村氏の死後、不気味なほどの静寂のうちに沈黙を保っていた知の迷宮の廃墟に、この夏、再生の息吹が吹き込まれる。スパンアートギャラリーの回顧展によりしばしの眠りから目覚め、氏の撒いた知の断片が息づきだす。陶酔を伴う、心地よい迷宮体験が、知的枯渇に喘いでいた者たちを待ち受けている。(美術評論家・相馬俊樹)

2010年8月9月企画展「オマージュ種村季弘展」より/スパンアートギャラリー

種村季弘

さて、怪人タネムラとは一体…?

スパンアートギャラリー, SPAN ART GALLERY, 種村季弘

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